インフルエンザウイルスはどこから来るんですか?

インフルエンザは、11月下旬頃から翌年の3月下旬頃までに毎年1,000万人以上が感染する感染症ですが、日本国内に発生源がある訳で無くシベリアやカナダなどの北方の寒い国の湖で発生するとされ、
シベリアやカナダなどのインフルエンザウイルスに汚染された湖から南下する水鳥などの野鳥自身の体がウイルスを運ぶ入れ物として機能し、日本国内まで南下した際にウイルスを含んだ糞を排泄するので糞に触れた人間が感染してしまリスクが高くなります。
インフルエンザウイルスは、水鳥などの野鳥の進化に合わせ共生して来たので体内で発症するリスクは極めて低いとされていますが、
稀に宿主の水鳥などの野鳥を死に至らしめるケースもあるので水鳥などの野鳥の遺体からも人間に感染するケースがあります。
インフルエンザは、水鳥などの野鳥がシベリアやカナダなどの湖から運んで来るウイルスによって流行するとされ、ウイルスを保有する鳥の解体や不十分な加熱処理の鶏肉の摂取などにより、
肺の深部にある肺胞上皮細胞のレセプターが大量のウイルスに晒される事で発症します。
しかし、人間と鳥類には種の違いがあるので原則として人間から人間への感染リスクは極めて低いとされていますが、
ウイルスが際限無く小さな変異を繰り返す過程で発生する大きな変異により、人間から人間に感染する事が可能なウイルスに突然変異してしまい、スペインかぜやアジアかぜ、香港かぜなどのパンデミックを引き起こし甚大な被害をもたらす事があります。
インフルエンザは、シベリアやカナダなどの湖から水鳥などの野鳥によって日本国内に持ち込まれたウイルスが流行を引き起こしますが、
現在では航空運送業のグローバル化に伴い人間から人間への感染リスクが極めて高い新型のインフルエンザウイルスが短時間で世界中にばらまかれ、
世界的規模のパンデミックの発生が危惧されていると共に宿主の水鳥達までも死に至らしめるほど毒性の強い高病原性鳥インフルエンザの発生も危惧されています。

インフルエンザウイルスは突然変異しやすい

インフルエンザウイルスは、感染細胞を材料として約24時間で100万倍の急激なスピードで増殖を繰り返している事に加え、核酸が二重螺旋構造のDNAに比べてマイナス鎖の一本鎖で複製ミスが非常に多いRNAである事や人間の細胞の様に複製ミスにより間違った遺伝情報の修正を行うDNA修復機構が無い為に人間の約1,000倍の確率で突然変異が発生しています。
インフルエンザウイルスは、急激な増殖スピードと遺伝情報の複製ミスが多いRNAである為、感染細胞内でA型とB型の遺伝情報が混合してしまいA型とB型の特徴を有するC型が誕生してしまう様に鳥と人間のインフルエンザウイルスが人間や豚の感染細胞内で混合してしまい人間から人間に感染するウイルスへと突然変異してしまうケースがあり、特にA型は抗原連続変異に加え抗原不連続変異と呼ばれる突然変異も発生します。
A型インフルエンザウイルスは、短期間で抗原連続変異と呼ばれる小さな突然変異を繰り返すので感染を防御する免疫の標的となるウイルス表面に存在するノイラミニダーゼやヘマグルニチンなどの抗原も短期間で変化してしまう為、
感染時や予防接種時に形成された抗体の感染を抑止する効果が弱くインフルエンザに感染してしまうケースが多くありますが、
抗原連続変異はウイルス自体を一変させる様な突然変異では無いので類似したインフルエンザウイルスに対しては有効とされています。
抗原不連続変異は、人間に加え家畜や鳥などに感染する事で複数の遺伝情報の混合リスクが高いA型に発生しやすく、何十年に一度のペースで抗原不連続変異が発生しパンデミックを引き起こしています。
抗原不連続変異は、ウイルス自体を全くの別物に変異させてしまう為に体内の既存の交代やワクチンの効果が全く無く、免疫力の弱い乳幼児や高齢者に多くの死者が出てしまいます。